太陽が月を隠したり 月が太陽を喰らったりすることはあっても 結局 ふたりは 永遠の距離 月と太陽 パソコンの画面にノイズが走る 「ハジメマシテ Lの影の支援者」 機会音声が私の耳に鳴り響く。 「私はキラです 貴女とお話がしたい」 「・・・はい」 「貴女はLの何を知っていますか」 「何も」 「そうですか では私の事は何を知っていますか」 「何もかも」 「そうですか 私をどう思いますか」 「好き、です」 「貴女はLの支援者でありながらキラ崇拝者なのですか?」 「そうみたいです」 「貴女はこの世界をどう思いますか」 「キラと同じ考えであり しかし私はもっと残酷です」 「私は何百人と殺してきました その私より残虐であると・・・?」 「はい おそらく 何故なら、私は人間のいない世界を美しいと思うから」 「確かに 残酷ですね」 暫く沈黙が続いた。 キラは何かを考えているのであろう 「Lの支援者」 「何でしょう」 「私の妻になりませんか?」 私は画面に見入った。 もちろん画面内容は変わらない。 「キラ・・・」 私は笑いを堪えた。 「キラ・・・私はやはり 貴方が好き」 「そうか」 キラの口調が変わった。 「貴方のその意志が、好き」 「ならば・・・―」 「キラ 私は貴方の世界を見てみたい 私を貴方の世界に連れて行って―・・・」 「・・・では、私の妻になるか」 「いえ・・・」 「・・・」 「キラ、貴方の世界が出来た暁には―」 私はパソコンのすぐ横にある写真立てを手に取った。 革張りの黒いチェアーに足を抱えて座る、 目の下にひどい隈を作った、 ボサボサの黒髪の― 「私を殺してしまって下さい」 Lの写真にキスをした。 ・ ・ ・ 私は 太陽 キラは 月 そしてLは 青い地球 地球は太陽の周りを回り 月は地球の周りを回る そして太陽は 動かない 所詮太陽と月が結ばれる事などありはしない― ・ ・ ・ 私はLのモノ たとえ貴方を愛する心を持っていようと 私はいつまでもLのモノ